導入文
「太極拳は実戦では使えない」と思っていませんか?今回ご紹介するのは、海外TikToker「very.668」氏による動画。彼は柔らかな動きで知られる太極拳の技が、実戦でどのように応用できるのかを解説し、その誤解に一石を投じます。格闘技初心者から経験者まで、技の深みと多様性に驚くはず。古くて新しい武術の可能性を、あなたの目で確かめてみてください。
アップローダー紹介
very.668は、武道や格闘技に関する洞察をTikTokで発信しているクリエイター。伝統武術の動きを現代の実戦格闘と照らし合わせて解説するスタイルが特徴で、多くのフォロワーから支持を得ています。
動画の内容を要約
実戦で使えるかどうかは「検証」が必要
動画冒頭では、「ゆっくりとした動きでも戦える」と勘違いしてはいけないと警鐘を鳴らします。太極拳のような動作は、実戦でどう応用できるかを検証・練習することが不可欠だと語ります。
技の応用には文脈がある
動画では「2つの手を出す」動作について、「なぜその形をとるのか?」を実演しながら解説。攻撃を受け流し、押し返し、反撃する流れはまさに“生きた型”です。
状況に応じた対応が重要
敵がすでに接近していて首を絞められているような場面では、蹴りではなく投げやスイープなど別の技を使う必要があると説明。「技には適切な文脈がある」というメッセージが印象的です。
型の中に隠された複数の攻撃
映像では、関節技・打撃・金的蹴りなど、複数の攻撃を一連の動きの中に組み込んで見せます。これにより、型が単なるパフォーマンスではなく、実戦的要素を含んでいることが分かります。
「Strike Tiger」の応用と構造
動画の最後では、「Strike Tiger(虎撃)」という型を紹介。これは空手の型にも似た動きで、力強さと美しさを併せ持った姿勢に仕上がります。ここにも攻撃・防御の実践的意図が込められていると示されます。
筆者の感想・考察
この動画を通じて印象的だったのは、「型の動きにも意味がある」というメッセージです。日本の空手や柔術でも型を重視しますが、very.668氏の説明はそれをより具体的かつ実践的にしてくれます。表面的な動きではなく、「なぜそう動くのか」「どの場面で使えるのか」という視点で見ることで、武道の理解が一段深まると感じました。武術の伝統と現代格闘技の融合というテーマにも、今後ますます注目が集まるのではないでしょうか。
完全翻訳
本当にゆっくり蹴ることに集中して、
勢いに頼らずに動くというのは、
ちょっと変わった感覚です。
ただ、そこで「ゆっくり動けるから戦える」と思い込んでしまうのは危険です。
それを試していないのなら、実戦では通用しません。
だからこそ、この動きが実際にどう使えるのかを練習する必要があるんです。
ボクシングでジャブとクロスをミットに打つように、
実際の相手に対して同じことができるようにならなければいけません。
さっきの蹴りや手の形の実践的な使い方を見せましょう。
よく「なぜ両手をこう出すの?」って聞かれるんです。
あなたがどんな攻撃をしてきてもいいですよ。
僕はそれをこうやって受け流して、押し返し、回って、もう一度攻撃。
そしてここで蹴り。これは2回目の蹴りですね。
もし相手がすでに自分の上にいて、首を絞めてきていたら?
そんな状況では蹴りは使えません。
違う技を使います。組み技や投げ、スイープなどが適切です。
すべての技には、それぞれ適した使い方があります。
距離があるときは長いリーチの技を使い、
近ければ関節技や打撃を組み合わせていきます。
例えば関節を極める、腕を引く、打つ、金的を蹴る、
そういう動きを型の中に自然に組み込むことができます。
次に紹介したいのは「Strike Tiger(虎撃)」という技です。
ポーズはこういう感じです。
この動きは空手の型にも似ていますよね。
実はこうした動きは空手にも多く見られるものです。
少し前の動作に戻ると、前蹴り、足を揃え、
まるでフラダンスのような動きから横にステップして、
引き寄せて、そして「Strike Tiger」に繋がります。
さあ、また攻撃してみてください。
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